【簿記3級】貸付金・借入金とは?ランチ代の例えでわかる違いと仕訳を練習問題で解説

仕訳
生徒
生徒

先生とランチ~♪どこかおすすめありますか?

ゆま先生
ゆま先生

あの定食屋どう?何を頼んでも美味しいねん~

~食べ終わってお会計のタイミング~

生徒
生徒

あっ!!!!お財布忘れてしまいました、、、

ゆま先生
ゆま先生

ええよ!1,000円貸したるから、これで払っとき。また返してな!

ランチ代の貸し借りで考える「貸付金・借入金」

さっきの話、実は簿記的に見るとこういう構造になっています。

  • 先生は生徒に1,000円を渡した(貸した)
  • 生徒はまだお金を返していない
  • でも、いずれ生徒は先生にお金を返す約束をしている

つまり、お金を貸した側と、借りた側という関係が生まれています。

貸付金とは(先生側)

お金を貸した先生の立場で見てみましょう。先生は、生徒にお金を貸している状態です。この「あとで返してもらえるお金」のことを貸付金といいます。

あとで「返してもらう権利」がある状態なので、グループでいうと資産に分類されます。

借入金とは(生徒側)

今度は、お金を借りた生徒の立場で見てみましょう。生徒は、先生からお金を借りている状態です。この「あとで返さないといけないお金」のことを借入金といいます。

あとで「返す義務」がある状態なので、グループでいうと負債に分類されます。

お金を貸した側と借りた側の仕訳(貸付金と借入金)

準備体操!サクッと確認していこう。

Q1. 貸付金 は、どのグループ?

Q2. 借入金 は、どのグループ?

Q3. 「お金を貸した側」なのはどっち?

両方の立場で考えてみよう!

1つの取引を、貸した側・借りた側の両方から考えてみましょう~!

問1. 【Aさんが、財布を忘れたBさんに1,000円を貸した。】

Aさん側 →

Bさん側 →

問2. 【会社が、取引先に事業資金として現金を貸した。】

貸した会社側 →

借りた取引先側 →

問3. 【個人事業主が、銀行からお金を借りて開業資金にあてた。】

銀行側 →

個人事業主側 →

貸付金・借入金の仕訳のやり方

生徒
生徒

先生、あの時はご迷惑をおかけしました、、、

ゆま先生
ゆま先生

ちゃんと返してもらったし大丈夫やで!笑 実際は会社と取引先で使うことが多いんやで!考え方は私らのランチ代の話と同じやから、仕訳してみよか~

①お金を貸したとき・借りたとき

A社がB社に現金50,000円を貸し付けた場合、A社とB社の仕訳はこうなります。

A社(貸した側)

借方金額貸方金額
貸付金50,000現金50,000

B社(借りた側)

借方金額貸方金額
現金50,000借入金50,000

②返済したとき・返済されたとき

期日になって、B社がA社に50,000円を現金で返済した場合。

A社(返してもらった側)

借方金額貸方金額
現金50,000貸付金50,000

B社(返した側)

借方金額貸方金額
借入金50,000現金50,000

③利息がつくとき

お金の貸し借りには、利息がつくことがよくあります。利息は、払った側は支払利息(費用)、受け取った側は受取利息(収益)で記録します。B社が50,000円を返済するときに、利息1,000円もあわせて現金で支払った場合はこうなります。

A社(返してもらった側)

借方金額貸方金額
現金51,000貸付金50,000
受取利息1,000

B社(返した側)

借方金額貸方金額
借入金50,000現金51,000
支払利息1,000

練習問題:実際に仕訳してみよう

「誰が」「なにをした話なのか?」を考えながら解いてみてください。

Q1. 【A社が、B社に現金50,000円を貸し付けた。】

/

Q2. 【A社が、B社から借りていた現金50,000円を返済した。】

/

Q3. 【A社がB社に貸していた80,000円が、期日になり現金で返済された。】

/

Q4. 【A社が、F銀行から現金100,000円を借り入れた。】

/

Q5. 【A社が、F銀行からの借入金100,000円を、現金で返済した。】

/

チャレンジ問題:利息つき

Q6. 【A社は、F銀行からの借入金100,000円を返済し、利息2,000円とともに現金で支払った。】

/

/

※使わない行は空欄のままでOK

Q7. 【A社は、B社に貸していた80,000円の返済を受け、利息1,500円とともに現金で受け取った。】

/

/

※使わない行は空欄のままでOK

よくある間違い

  • 貸付金と借入金を逆にしてしまう → 問題文の主語(誰の立場か)を最初に確認しよう。
  • 利息を貸付金・借入金に含めてしまう → 利息は別に、支払利息(費用)・受取利息(収益)で書きます。
  • 貸付金と立替金を混同する → お金そのものを貸したら貸付金、代わりに支払ってあげたら立替金です。

まとめ

  • 貸付金 → お金を貸した側(あとで返してもらう権利がある、資産)
  • 借入金 → お金を借りた側(あとで返す義務がある、負債)
  • 利息は、支払利息(費用)・受取利息(収益)で別に書く

難しく考えなくて大丈夫!「貸したお金」と「借りたお金」のことです。「A社が貸した側か、借りた側か」を意識しながら考えましょう!

ちなみに、先生が「貸す」じゃなくて「代わりに払っとくね」って言っていたら、それは立替金になります。この「立て替え」の正体は、次の記事で一緒に見ていきましょう。

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