【簿記3級】前払金・前受金とは?ライブチケットの例えでわかる違いと仕訳を練習問題で解説

仕訳
生徒
生徒

ふんふーん♪楽しみぃ~♪

ゆま先生
ゆま先生

今日はご機嫌やな!なんかいいことあったん~?

生徒
生徒

ゆま先生~聞いてください~♪ライブのチケット当たったんですよ!!

ゆま先生
ゆま先生

おっ!ええやん!今日教えることにもつながるから、そのままご機嫌で聞いてな♪

ライブチケットで考える「前払金・前受金」

チケットが当たると多くの場合、ライブの当日よりも前にチケット代を支払いますよね。さっきの「チケット当たった!」の話、簿記的に見るとこういう構造になっています。

  • お金(チケット代)はもう払った
  • でもライブの当日はまだ先

つまり「お金が先に動いて、モノ・サービスは後から受け取る」という取引です。

前払金とは(お客さん側)

チケットを買った生徒の立場で見てみましょう。お金は先に払ったけど、ライブというサービスはまだ受け取っていません。

この「まだサービスを受け取ってない、先に払ったお金」のことを前払金といいます。

あとで「サービスを受け取る権利」がある状態なので、グループで言うと資産に分類されます。なので増えたら借方になります。

前受金とは(お店、主催者側)

今度はチケットを売った主催者側の立場で見てみましょう。お金は先にもらったけど、ライブというサービスはまだ提供していません。

この「まだサービスを提供していないが、先にもらったお金」のことを前受金といいます。

あとで「サービスを提供する義務」がある状態なので、グループでいうと負債に分類されます。なので発生したら貸方になります。

内金・手付金を払った側と受け取った側の仕訳の流れ

おさらいクイズ

準備体操!サクッと確認していこう。

Q1. 前払金 は、どのグループ?

Q2. 前受金 は、どのグループ?

Q3. 「お金を先にもらう側」なのはどっち?

両方の立場で考えてみよう!

1つの問題で両方の立場に立って考えてみましょう!

問1. 【コンサートのチケットを予約して、代金を先に振り込んだ。】

お客さん側 →

主催者側 →

問2. 【塾で、来月分の月謝を先に払った。】

生徒側 →

教室側 →

問3. 【家具屋さんで、商品を注文して予約金を先に払った。】

お客さん側 →

お店側 →

主語は誰?前受金・前払金クイズ

よく読んで、主語は誰なのか考えながら答えてみましょう。

Q1. 【講演会の主催者が、参加費を事前に受け取った。】

Q2. 【セミナーの受講料を、開催前に振り込んだ。】

Q3. 【工務店が、リフォーム工事の着手金を事前に受け取った。】

Q4. 【印刷会社に、名刺の印刷代金を注文時に支払った。】

Q5. 【ホテルが、宿泊予約時に宿泊料金を受け取った。】

Q6. 【美容室で、施術前にチケット代金を支払った。】

前払金・前受金の仕訳のやり方

生徒
生徒

先生!今から何をするんですか?

ゆま先生
ゆま先生

ここからは仕訳編やで!試験では、商品を注文したときの「内金」「手付金」の形でよく出るねん。

①商品を注文して、内金を払ったとき(買う側)

商品100,000円を注文し、内金として20,000円を現金で支払った場合。まだ商品は届いていないので、前払金が増えます。

借方金額貸方金額
前払金20,000現金20,000

②商品が届いたとき(買う側)

注文していた商品100,000円を受け取り、内金20,000円を差し引いた残りは掛けとした場合。先に払っていた前払金を消して、残りを買掛金にします。

借方金額貸方金額
仕入100,000前払金20,000
買掛金80,000

③注文を受けて、手付金を受け取ったとき(売る側)

借方金額貸方金額
現金20,000前受金20,000

④商品を引き渡したとき(売る側)

借方金額貸方金額
前受金20,000売上100,000
売掛金80,000
ゆま先生
ゆま先生

商品を渡したり受け取ったりしたタイミングで、前払金・前受金を消すのがポイントやで!

練習問題:実際に仕訳してみよう

勘定科目を選んで、金額を入力し、全部埋めたら1問ずつ答え合わせしてみよう!

Q1. 【商品50,000円を注文し、内金10,000円を現金で支払った。】

/

Q2. 【上記の商品50,000円を受け取り、内金10,000円を差し引いた残額は掛けとした。】

/

/

※使わない行は空欄のままでOK

Q3. 【得意先から商品80,000円の注文を受け、手付金15,000円を現金で受け取った。】

/

Q4. 【上記の商品80,000円を引き渡し、手付金15,000円を差し引いた残額は掛けとした。】

/

/

※使わない行は空欄のままでOK

よくある間違い

  • 前払金と前受金を逆にしてしまう → 問題文の主語を確認。払ったら前払金(資産)、もらったら前受金(負債)。
  • 商品を受け取ったときに前払金を消し忘れる → 内金の分は前払金を減らし、残りだけを買掛金などにします。
  • 仕入・売上を差し引き後の金額で書いてしまう → 仕入・売上は商品の総額で書きます。

まとめ

  • 前払金 → 先にお金を払った側(あとでモノ・サービスを受け取る権利がある、資産)
  • 前受金 → 先にお金を受け取った側(あとでモノ・サービスを提供する義務がある、負債)
  • 商品を受け取った・渡したときに、前払金・前受金を消す

「主催者側か、お客さん側か」を意識しながら考えると、判断しやすくなります。具体例、現実で置き換えるとこういうこと!って考えると身近な話題で理解しやすいです。

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