
ゆま先生!質問です。「掛け」ってなんですか?

おっ!いい質問やな。掛けってあんまり聞き馴染みがない言葉よな~
今から一緒に掘り下げて、仕訳までやってみようか!
そもそも「掛け」ってなに?
普段の買い物では、商品を受け取ると同時にお金を払いますよね。でも会社同士の取引では、「商品は今受け取るけど、お金は後日まとめて払う」というやり方がよく使われます。
この「あとで払う・あとでもらう」という約束のことを、簿記では掛け(かけ)と呼びます。
買掛金とは
商品を仕入れたけど、その場では払わず、あとで払う約束をした場合。この「あとで払わないといけないお金」のことを買掛金といいます。
あとで払う義務があるものなので、グループでいうと負債に分類されます。
売掛金とは
商品を販売したけど、その場ではもらわず、あとでもらう約束をした場合。この「あとでもらえるお金」のことを売掛金といいます。
あとでもらえる権利があるものなので、グループでいうと資産に分類されます。

なぜ「掛け」という仕組みがあるの?
そもそも、なぜその場で現金のやり取りをしないのでしょうか。会社同士の取引では、商品の量が多かったり、取引の回数が多かったりします。そのたびに現金を用意してやり取りするのは、手間もかかるし、大金を持ち歩くリスクもあります。
そこで、信頼できる相手との取引では、「今回はまとめて後払いでOK」という形にすることで、取引をスムーズに進めることができるのです。これが、会社同士の取引でよく「掛け」が使われる理由です。
ミニクイズ!
準備体操!サクッと確認していこう。
Q1. 現金 は、どのグループ?
Q2. 買掛金 は、どのグループ?
Q3. 売掛金 は、どのグループ?
買掛金?売掛金?クイズ
Q1. 【商品を仕入れて、代金は来月払うことになった。】
Q2. 【商品を販売して、代金は来月もらうことになった。】
Q3. 【文房具屋さんが、ノートを仕入れて、代金は後日払う約束をした。】
Q4. 【洋服屋さんが、服を売って、代金は後日受け取る約束をした。】
現金・掛けの仕訳のやり方

意味がわかったところで、ここから実践編やで!
簿記は説明を読むだけじゃなくて、手や頭を動かしてナンボやからな。

いよいよ仕訳ですね!いっぱい問題解くぞー!!
仕訳は、「借方」と「貸方」に分けて書きます。
- 資産が増えたら借方、減ったら貸方
- 負債が増えたら貸方、減ったら借方
①掛けで仕入れたとき → あとで払ったとき
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 仕入 | 8,000 | 買掛金 | 8,000 |
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 買掛金 | 8,000 | 現金 | 8,000 |
②掛けで販売したとき → あとで受け取ったとき
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 売掛金 | 9,000 | 売上 | 9,000 |
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 現金 | 9,000 | 売掛金 | 9,000 |

払ったら買掛金は借方、受け取ったら売掛金は貸方で「消す」んやで。最初に書いたのと反対側や!
練習問題:実際に仕訳してみよう
全部で6問あります。全問正解をめざしましょう♪
Q1. 【商品4,000円を現金で仕入れた。】
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Q2. 【商品6,000円を現金で販売した。】
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Q3. 【商品8,000円を掛けで仕入れた。】
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Q4. 【買掛金8,000円を現金で支払った。】
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Q5. 【商品9,000円を掛けで販売した。】
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Q6. 【売掛金9,000円を現金で回収した。】
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チャレンジ問題:一部現金・残りは掛け
Q7. 【商品30,000円を販売し、代金のうち10,000円は現金で受け取り、残りは掛けとした。】
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※使わない行は空欄のままでOK
Q8. 【商品50,000円を仕入れ、代金のうち20,000円は現金で支払い、残りは掛けとした。】
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※使わない行は空欄のままでOK
よくある間違い
- 買掛金と売掛金を逆にしてしまう → 「買」は仕入、「売」は売上とセット。
- 払った・回収したときに、掛けを消し忘れる → 最初に書いたのと反対側に書いて減らします。
- 一部現金の取引で、仕入・売上を分けて書いてしまう → 仕入・売上は総額で1行、お金の方を2行に分けます。
まとめ
掛けとは、その場でお金のやり取りをせず、「あとで払う・あとでもらう」という約束のことでした。
- 仕入れ → あとで払う → 買掛金(負債)
- 売上 → あとでもらう → 売掛金(資産)
- 払った・回収した → 反対側に書いて消す
覚え方のコツとしては、漢字に注目してみてください。買掛金の「買」は、仕入れる=買うことに関係している。売掛金の「売」は、販売する=売ることに関係している。
漢字自体にヒントが入っているので、「仕入れと買掛金」「売上と売掛金」、それぞれセットで覚えておくと、これから出てくる仕訳もスムーズに理解できるはずです!


