【簿記3級】手形とは?受取手形・支払手形の違いと仕訳を練習問題でわかりやすく解説

仕訳
生徒
生徒

手形ってなんか時代劇に出てきそうな響きですよね!

ゆま先生
ゆま先生

そやな笑 今日はその手形いくで!

これさ、私の苦手分野やってん

生徒
生徒

えっ、意外です!なんでですか?

ゆま先生
ゆま先生

資産・負債とかのグループ分けを適当に済ませてた過去があってんけど、

そのしわ寄せがここに来たんよ!!

手形とは?

手形は小切手と同じように、その場で現金を使わずに支払いができる仕組みです。

小切手との違いは、支払期日(満期日)が決まっているという点です。小切手はすぐに換金できますが、手形は「この日になったら支払います」という約束の紙というイメージです。

受取手形・支払手形

手形を受け取った側は受取手形、手形を発行した側は支払手形として処理します。

  • 受取手形 → あとでお金を受け取る権利があるので、資産
  • 支払手形 → あとでお金を支払う義務があるので、負債

準備体操:どのグループ?

Q1. 受取手形 は、どのグループ?

Q2. 支払手形 は、どのグループ?

手形の仕訳の流れ

生徒
生徒

受取手形と支払手形、どっちがどっちか分からなくなりそうです…

ゆま先生
ゆま先生

それ、まさに先生がハマったとこや!

1つの取引を「売った側」と「買った側」から見比べると、スッキリするで。図で見てみよか!

約束手形の受け取りから支払期日までの仕訳の流れ

①商品を売って、手形を受け取ったとき

山口商事に商品100,000円を販売し、代金は約束手形で受け取った場合。あとでお金を受け取る権利=受取手形が増えます。

借方金額貸方金額
受取手形100,000売上100,000

②商品を仕入れて、手形を振り出したとき

大阪商店から商品60,000円を仕入れ、代金として約束手形を振り出した場合。あとでお金を支払う義務=支払手形が増えます。

借方金額貸方金額
仕入60,000支払手形60,000

③支払期日が来たとき

期日になると、銀行を通じてお金がやり取りされ、手形は消えます。受け取る側は当座預金が増え、支払う側は当座預金が減ります。

受け取る側:受取手形80,000円の期日が来て、当座預金に入金された

借方金額貸方金額
当座預金80,000受取手形80,000

支払う側:支払手形50,000円の期日が来て、当座預金から引き落とされた

借方金額貸方金額
支払手形50,000当座預金50,000
ゆま先生
ゆま先生

手形は「増えるとき」と「期日で消えるとき」の2回だけ仕訳する、って覚えとくとラクやで。

練習問題:実際に仕訳してみよう

勘定科目を選んで、金額を入力し、全部埋めたら1問ずつ答え合わせしてみよう!

Q1. 【山口商事に商品100,000円を販売し、代金は約束手形で受け取った。】

/

Q2. 【大阪商店から商品60,000円を仕入れ、代金として約束手形を振り出した。】

/

Q3. 【保有する受取手形80,000円について、支払期日が到来し、当座預金口座に入金された。】

/

Q4. 【振り出していた支払手形50,000円について、支払期日が到来し、当座預金口座から引き落とされた。】

/

チャレンジ問題:売掛金・買掛金と手形

試験では、売掛金や買掛金を手形で精算するパターンもよく出るで。相手勘定に注目してな!

Q5. 【得意先に対する売掛金70,000円を、同店振出しの約束手形で回収した。】

/

Q6. 【仕入先に対する買掛金40,000円の支払いのため、約束手形を振り出した。】

/

ゆま先生の失敗と気づき

ゆま先生の失敗

  • 「増えたらこっち」の判断が、いつも勘頼み
  • グループ分けを理解しないまま、とりあえず先に進んでいた
  • 受取手形なのに負債にしたり、支払手形なのに資産にしたり、貸借を逆にしがちだった

ゆま先生の気づき

  • 答え合わせのたびに、同じ解説を何度も読んでいることに気づいた
  • 実はいつも同じ形で間違えていた
  • 相手勘定を確認するという視点を持つと、間違いが無くなった
  • 問題文をしっかり読む癖がなかったことも、原因の一つだった

具体的にはこう考える

  • 商品を売った取引 → 受け取るのは代金の権利 → 受取手形
  • 商品を仕入れた取引 → 支払うのは代金の義務 → 支払手形

みんなが気になるポイントQ&A

Q. 受取手形と支払手形、覚え方のコツはある?

丸暗記よりおすすめなのが、相手勘定を見ること。手形の仕訳って、必ず売上とか仕入とセットで出てくるんですよね。なので、相手側が売上なら受取手形、仕入なら支払手形、って考えると迷わなくなります。

Q. 手形と小切手って何が違うの?

一番の違いは、支払期日があるかどうか。小切手はすぐ換金できますが、手形は「この日に払います」っていう約束の紙なので、期日が来るまで待つ必要があります。

Q. 「振り出す」ってどういう意味?

これ、手形や小切手を発行すること。日常で使わない言葉なので最初は「?」ってなりますよね。「振り出す=作って渡す」くらいのイメージで大丈夫です。

Q. 手形の期日が来る前に、何かする必要はある?

基本的には、期日が来るまで特にやることなし。期日になったら、銀行を通じてお金がやり取りされる、という流れです。

まとめ

  • 受取手形 → あとでお金を受け取る権利がある、資産
  • 支払手形 → あとでお金を支払う義務がある、負債
  • 支払期日が来たら、当座預金の増減とセットで手形が消える
  • 迷ったら相手勘定(売上か仕入か)を確認する

全体を理解して相手勘定を確認することで、貸借は自然と判断できるようになっていきます。

ちなみに、手形は2027年3月までの試験では出題範囲ですが、2027年4月以降の試験からは出題範囲から外れる予定です(かわりに電子記録債権などを売掛金・買掛金の中で扱う形になります)。受験を考えている方は、商工会議所の検定試験サイトで最新の出題区分も確認しておくと安心です。

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