
先生!気になることがあるんです。もし会社が100万円の取引をするなら現金を持ち歩くんですか?取られそうというか、そんな大金ちょっと怖い気がします、、、

ええ気づきやな!そこで登場するのが”小切手”やで。

小切手?聞いたことあるような?ないような、、、

今日はその小切手と、それを使うための”当座預金”について、仕訳まで一緒に見ていこか!
大金を持ち歩かなくていい仕組み「小切手」
100万円を現金で持ち歩くのは、なくしたり盗まれたりするリスクがあって危険。そこで使われるのが小切手です。
小切手は紙に金額を書いて渡すだけで、お金の代わりになるものです。渡された人はその紙を銀行に持っていくことで、書かれた金額を受け取ることができます。
小切手を使うための専用口座「当座預金」
この小切手を使うためには、当座預金という特別な銀行口座を持っている必要があります。
普段使う「普通預金」とは違い、当座預金には利息がつきません。その代わり大きな金額のやり取りを現金を持ち歩かず、安全に行うことができます。
「小切手という紙を発行するための専用口座」が当座預金というイメージです。
理解できてる?いきなり〇×クイズー!!
突然始まりました!!正解だと思う方を押してみてね。正解するとボタンが緑色になるよ。
Q1. 【小切手を使うと、現金を持ち歩かなくてもよい。】
Q2. 【当座預金は、普通預金と同じように利息がつく。】
Q3. 【小切手を受け取った人は、その紙自体をお店で使うことができる。】
【重要】もらう側と渡す側で扱いが変わる
小切手は、もらう側と渡す側で、簿記上の処理が少し変わります。
他人が発行した小切手を受け取った場合 → 現金
受け取った小切手は、銀行に持っていけば、すぐにその場で換金してもらえます。つまり、実質的にはもう「現金」を手に入れたのと同じ状態です。そのため、簿記上も現金として処理します。
自分が小切手を発行した場合 → 当座預金
一方、自分が小切手を発行した場合は、いずれ相手がその小切手を銀行に持ち込むことで、自分の当座預金口座からお金が引き落とされることになります。そのため、当座預金の減少として処理します。
同じ小切手でも、「もらった」のか「発行した」のかによって、扱う勘定科目が変わる、という点を覚えておきましょう。
確認クイズしてみよう!
Q1. 当座預金 は、どのグループ?
Q2. 小切手を受け取った側は、何が増える?
Q3. 小切手を発行した側は、何が減る?
当座預金・小切手の仕訳の流れ

もらった側と渡した側、同じ取引をどっちから見るかで変わるってことですか?

その通り!図で両方並べてみたから見てな。

①他人が振り出した小切手を受け取ったとき
B社から売掛金60,000円の回収として小切手を受け取った場合。受け取った小切手は現金として扱います。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 現金 | 60,000 | 売掛金 | 60,000 |
②自分が小切手を振り出したとき
C社への買掛金40,000円の支払いとして小切手を振り出した場合。自分の当座預金が減ります。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 買掛金 | 40,000 | 当座預金 | 40,000 |
③現金を当座預金に預け入れたとき
小切手を振り出すには、当座預金にお金が入っている必要があります。現金100,000円を当座預金に預け入れた場合はこうなります。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 当座預金 | 100,000 | 現金 | 100,000 |
生徒のなぜ?コーナー

まだ銀行で換金してないのに、なぜ現金として扱っていいんですか?
小切手は、いつでも銀行に持っていけば換金できます。「いつでも現金に変えられる」という点で、実質的にはもう現金と同じだと考えられているため、現金として記録します。

まだお金が動いてないのに、なぜ先に仕訳するんですか?
小切手を受け取った、あるいは発行した、その取引が発生した時点で記録するのが簿記のルールだからです。実際にお金が動くタイミングを待つ必要はありません。
練習問題:実際に仕訳してみよう
勘定科目を選んで、金額を入力し、全部埋めたら1問ずつ答え合わせしてみよう!
Q1. 【A社が、B社から売掛金60,000円の回収として小切手を受け取った。】
/
Q2. 【A社が、C社への買掛金40,000円の支払いとして小切手を振り出した。】
/
Q3. 【A社が、商品を35,000円で販売し、代金を小切手で受け取った。】
/
Q4. 【A社が、商品を25,000円で仕入れ、代金を小切手で支払った。】
/
チャレンジ問題
ここからはちょっとひねった問題!問題文をよく読んでな。
Q5. 【現金100,000円を当座預金に預け入れた。】
/
Q6. 【得意先から売掛金30,000円の回収として、以前に当社が振り出した小切手を受け取った。】
/

Q6は「自己振出小切手」っていうて、試験でひっかけによく出るで!自分が振り出した小切手が戻ってきたら、減らした当座預金を元に戻す、って考えるんよ。
よくある間違い
- 受け取った小切手を当座預金にしてしまう → 他人が振り出した小切手を受け取ったら現金です。
- 振り出した小切手を現金の減少にしてしまう → 自分が振り出したら当座預金が減ります。
- 自分が振り出した小切手が戻ってきたときに現金にしてしまう → 自己振出小切手は当座預金の増加です。
まとめ
- 小切手 → 紙に金額を書いて渡すことで、お金の代わりになるもの
- 当座預金 → 小切手を発行するための専用口座、利息はつかない
- 他人から小切手をもらった → 現金が増える
- 小切手を渡した(振り出した) → 当座預金が減る
- 自分が振り出した小切手が戻ってきた → 当座預金が増える
小切手を自分が渡したのか、他人からもらったのか?のところが今回の最重要ポイントになります。当座預金と現金を逆に覚えてしまうと大変ですので、理由とともに覚えておきましょう。


